テーパを決めるのは機械の主軸で、ツールホルダ購入時に選べるものではありません。BT・CAT・SK はいずれも同じ 7/24 の急テーパですが、フランジとプルスタッドが異なるため互換性はありません。BBT は BT テーパにフランジ端面の接触を加えたものです。HSK は原理が異なり、短い中空の 1:10 テーパを内側からクランプし、テーパと端面で同時に接触します。

| テーパ | 規格 | 接触 | フランジとプルスタッド | 主な採用機 |
|---|---|---|---|---|
| BT | JIS B 6339(旧 MAS 403) | テーパのみ | 対称フランジ。メートルねじのプルスタッド(BT40 は M16)、45°・60°・90° 形 | 日本製・台湾製をはじめ、アジアで製造される多くの機械 |
| BBT | 二面拘束の BT テーパ | テーパとフランジ端面 | フランジ・プルスタッドとも BT と同じ | 二面拘束主軸の機械 |
| CAT | ANSI/ASME B5.50 | テーパのみ | V フランジ。インチねじのプルスタッド(CAT40 は 5/8-11 UNC) | 北米の機械 |
| SK | DIN 69871 / ISO 7388-1 | テーパのみ(端面接触タイプもあり) | V フランジ。DIN 69872 または ISO 7388 のメートルプルスタッド | 欧州の機械 |
| HSK | DIN 69893 / ISO 12164 | 短い 1:10 テーパと端面で同時接触 | プルスタッドなし — 中空シャンクの内側からクランプ | 高速加工、複合加工機、5 軸機 |
| CAT 主軸に BT ホルダ | 不可。テーパ角は同じですが、フランジとプルスタッドのねじが異なります。 |
|---|---|
| SK 主軸に CAT ホルダ | 不可。V フランジは似ていますが、プルスタッドのねじと寸法が異なります。 |
| BT 主軸に BBT ホルダ | 可。通常のテーパのみの結合として使えます。端面拘束の効果は得られませんが、使用はできます。 |
| 二面拘束主軸に BT ホルダ | 可。テーパのみで結合します。効果を得るには二面拘束の主軸とホルダの両方が必要です。 |
| HSK-A と HSK-E/-F | 不可。呼びサイズが同じでも、キー溝とフランジの形状が異なります。 |
テーパのみのホルダでは、高速回転時に主軸の口元がわずかに開き、ホルダがテーパの奥へ引き込まれることがあります。その結果、工具長が変化し、半径方向の剛性も下がります。フランジ端面の接触は軸方向の位置を固定し、曲げに対する支えを加えます。結果として Z 方向の繰返し精度が向上し、ミーリングの剛性も高まります。Mongtec の BBT ホルダは BT テーパの二面拘束ホルダです。
HSK は 1:10 の短い中空テーパを使います。クランプ機構はシャンクの内側からつかみ、高速時の遠心力がかえって保持を助けます。テーパと端面が同時に接触するため、7/24 テーパが精度を失い始める回転数でも HSK は精度を保ちます。形式どうしに互換性はありません:
同じ BT40 の機械でも、必要なプルスタッドが異なることがあります — 角度、長さ、ねじ形状の違いです。プルスタッドが合わないホルダはクランプできないか、さらに悪いことに不完全な状態でクランプされます。ご注文の際はテーパサイズだけでなく、機種名またはプルスタッドの図面をお知らせください。
Mongtec は BT30・BT40・BT50、BBT40・BBT50、SK30・SK40・SK50、CAT40・CAT50、HSK-A32〜HSK-A100、HSK-E25〜HSK-E63、HSK-F40・HSK-F63、そして複合加工機向けの HSK-T63・HSK-T100 のツールホルダを製作しています。BT・BBT ホルダは JIS B 6339 に準拠し、テーパ公差は AT3 より厳しく、HRC 56〜60 に焼入れしています。CNC フライス用ツールホルダ →
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