工作機械メーカー別 BMT タレット ボルトパターン

BMT は ISO 規格でも DIN 規格でもなく、業界の事実上の標準です。そのため同じ呼称 —— BMT55、BMT60、BMT65 —— でも、工作機械メーカーが異なればボルトパターンが違うことがあります。呼称サイズを一切使わず、独自のボルトパターンを採用しているメーカーもあります。下表は公開されている工具カタログから、38 種のタレットボルトパターンと採用機種をまとめたものです。標準サイズも機種専用パターンも Mongtec が製作します。

ボルトパターン対照表

ボルトパターン工作機械メーカー代表機種
30×64 mmMori Seiki / DMG MORIZL150
35×76 mmMori Seiki / DMG MORIZL200
40×55 mmNakamura-TomeWT100, GTS150, GTS100
40×55 mmMuratecMT100
44×50 mmWasinoA12
44×60 mmTakahashi
50×50 mmBigliaB436Y2, B436
50×60 mmNakamura-TomeWT150, AS200, WY250, WT100
52×56 mmMiyano
52×100 mmGoodwayGS400M
52×100 mmMori Seiki / DMG MORISL400, UT400
54×54 mmMiyano
54×70 mmMuratec
55×60 mmFemcoHL25DM
55×60 mmEMCOHL25DM
56×68 mmMiyano
57×54 mmWasinoA12
58×58 mmTakamazXY120
58×60 mmTakamazXL100
60×60 mmTakisawaLA150
60×70 mmTakamazX10, XY12
60×75 mmMiyanoABX51, ABX51SYY
62×70 mmMori Seiki / DMG MORINZ1500, NZ2000
63×65 mmBigliaB465
64×64 mmVictor
65×73 mmOkumaLB3000EX, LB3000
65×80 mmOkumaLT2000EX, LT2000EX16
68×110 mmMazakQTS200M
69×71 mmNakamura-TomeWT300, WY250L
70×70 mmTakisawaEX308, NEX108, NEX108M, FX800
70×73 mmDoosan
70×73 mmVictor
70×95 mmTakisawa
73×78 mmOkumaLT2000EX
78×80 mmOkumaLB4000EX
84×94 mmMori Seiki / DMG MORINL1500, NL1500Y
100×100 mmVictor
125×90 mmIkegai

この表の読み方

BMT タレットは、ホルダをタレット端面に直接 4 本のねじで固定し、キーまたはスピゴットで位置決めします。取付を決めるのは 2 つ ——ボルトパターン(取付穴の中心間距離、mm)と、回転を工具へ伝えるドライブカップリングです。両方が一致して初めて装着できます。メーカーが BMT の呼称サイズを併記している場合は、それを第一段階の絞り込みに使い、確定はボルトパターンで行います。呼称サイズが公開されていない場合 —— 中村留、オークマ、ミヤノ、滝沢では珍しくありません —— ボルトパターンが唯一の確実な識別子になります。

カタログ品として公開している標準サイズ

Mongtec が製作する機種専用取付

品番は図面から決まるものであり、ラベルから決まるものではありません。機種名とタレット端面の写真をお送りください。Mongtec の技術部門が実際のタレット図面と照合して確認したうえでお見積りします。この確認は無料で、メール 1 通で完了します。

機種名とタレット写真を送る

よくあるご質問

BMT は ISO 規格ですか?

いいえ。BMT(Base Mounted Turret)は業界の事実上の標準で、ISO からも DIN からも発行されていません。一方 VDI は DIN 69880 として規格化されています。同じ BMT65 と呼ばれる 2 つのタレットで、ボルト円、キー位置、ドライブカップリングが異なりうるのはこのためです。

なぜ BMT の数字よりボルトパターンが重要なのですか?

ホルダが物理的に取り付くかどうかを決めるのがボルトパターンだからです。BMT60 のような呼称サイズはタレットディスクのおおよその大きさを示すにすぎません。ボルトパターン —— 例えばオークマ LB3000 EX なら 65×73 mm —— が、4 本のねじが実際にどこに来るかを示します。呼称サイズだけで発注することが、ホルダが取り付かない最も多い原因です。

自分の機械のボルトパターンはどう調べますか?

タレット端面の取付穴の中心間距離を実測するか、機械マニュアルのタレット図面から読み取ってください。機種名とタレット端面の写真を Mongtec にお送りいただければ、技術部門が図面と照合して確認します。無料で、メール 1 通で完了します。

非標準パターンでも製作できますか?

可能です。機種専用のボルトパターンも、標準の BMT・VDI シリーズと同様に受注製作します。Mazak 68×110(S68)、Goodway D63、Tsugami TS65、Takisawa TA60 などに対応します。加工内容と機種をお知らせください。

寸法図は公開していますか?

ウェブサイトでは公開していません。完全な寸法図と確認済みの品番は、お問い合わせ後にメールで個別にお送りします。お客様の実際の機械・タレット構成に合わせるためです。